Money Pedia

メガバンク出身のファイナンシャルプランナーによる、なるべくわかりやすい言葉で金融商品についてまとめていくブログです。

【銀行に就職したのはなぜ?】就職活動編【面接内容も載せています。】

タカさんはなぜ銀行に就職したのですか?

 

僕は年間4、5件ですがOB訪問を受けています。

その時に必ず質問を受けるのがこの質問。

 

この記事では就職活動中、どのような考えで銀行を選択したのかまとめたいと思います。

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就職活動編

 

1.そもそも学生時代はどういう学生だったの?

僕が想像していたよりも世間のイメージは銀行員はエリートの高給取りで、安心安定の職種と思われていることが驚きでした。

 

僕が当時の三菱東京UFJ銀行に入行したのは、2008年4月です。(最初は違和感がありましたが、一般的に入社というところ銀行では入行と言います。)

 

銀行員というだけで1つのステータスであることに僕は社会人になってすぐに感じました。

エリート

高給取り

モテそう

将来安泰

 

しかも三菱東京UFJ銀行といったら規模や知名度といった観点から考えると日本一の銀行と言っても過言ではないと思います。

 

そんな銀行に就職できるなんて学生時代特別なことをしていて、何か実績とか経験があるのだろうと思われるかも知れません。

 

全然そんなことはないです。

 

学生時代の僕は基本的に麻雀と大学のサークル活動に明け暮れていました。

サークル活動っていうとあれですが、要は遊びまわってただけです。笑

 

週に4日5日は徹夜で雀荘に入り浸り、雀荘のメンバーからは『タカさん、大学生だったんですか!?』と驚かれるくらいでした。

 

授業中は基本的に寝ているか、出席の時だけ出てあとは抜け出して食堂のサークル席で話しているか。

 

で、昼過ぎか夕方くらいから友達と遊びに行く。

 

これを4年間繰り返していました。

小さい時から要領の良さだけは定評があったので、単位が足りなくて留年の危機とかそういったことはありませんでしたが、こうして思い返してみると大学生の間は本当に勉強してこなかったなと。

 

ちなみに卒論とかが面倒くさそうという理由だけでゼミにも参加しませんでした。

 

当然これを4年間繰り返していたので、何かボランティアをしていたとかもありませんし、ゼミに参加もしていなかったので特別何かの勉学を究めたということもありません。

 

この大学生活が良いか悪いかは知りませんが、要はこんな大学生でも業界最大手のメガバンクに就職ができるということです。

 

もちろん何かボランティアをしたことがあったり、ゼミに参加して何かの学問を究めたりといった人の方が良いかもしれません。

 

ただこの記事を読んでいる大学3年生のあなた。

三菱UFJ銀行に行きたいけど、ボランティアもしてこなかったしゼミも参加してないな。どうせ無理だから諦めようかな。』とはならないでも良いということです。

 

下記はエリック・バーンという心理学者の言葉です。

過去と他人は変えられない。しかし、今ここから始まる未来と自分は変えられる。

 今までしてこなかったことを悔やんでも仕方ありません。

 

もしもあなたがボランティアなどが必要だと思うのであれば今からでも始めたら良いのではないかと僕は思います。

 

2.なぜ銀行を志望したの?

銀行を辞めて5年くらい経ちますが、今でも新卒の時に銀行に入って良かったと思っています。

 

そもそも大学時代、The不真面目な大学生だった僕がなぜ銀行なんていうお堅い会社に就職したいと思ったのか?

 

これは実は結構明確な考えがありました。

 

どんな仕事をしたにせよ、生きていく上で必ずお金は関わってくる。 ならばお金に詳しくなれば人生の効率が上がる。

 

これだけです。

我ながら麻雀やる人間っぽい発想だと思います。

 

なので最初は金融がいいなというレベルでした。

当時の僕は企業研究なんかも特にしていませんでしたが、金融というと銀行、保険会社、証券会社くらいしか思い付きませんでした。

 

証券会社はノルマとか厳しそう。

保険会社は女性がメインの仕事というイメージ。

銀行だったら色々な金融知識がつきそう。

 

こんな子供みたいな思考回路で銀行が第1志望となりました。

 

3.銀行の面接はどんな感じだった?

正直内容はあまり覚えていません。ただ、いくつか銀行を受けた中で三菱東京UFJ銀行の人が1番温かみがあったことだけは覚えています。

 

面接対策などに興味がある方には残念かも知れませんが、なにぶん10年近く前のことだし当時はまさかこんな形でブログを始めるなんて思ってもいなかったので内容に関しては全く記憶にありません。

 

しかしいくつか覚えているのは

・回数が多かった。

人によって違うみたいですが、僕は6回か7回だったと思います。

 

圧迫面接はなかった。

面接は終始楽しく話していた記憶があります。

 

・会社や面接官の雰囲気に温かみがあった。

感覚の問題なのでうまく表現できませんが、他に受けていた某銀行は面接官の話すことが形式的で機械のような面接だった上になんとなく銀行内の雰囲気が楽しく無さそうでした。

しかし三菱東京UFJ銀行は面接官も優しく感じましたし、銀行内の雰囲気もなんとなく楽しそうという印象でした。

 

業界最大手だし楽しそうだし、ここで働きたいな。

 

そう思っていたところに、ある日呼び出しがありました。

 

タカさん、麻雀がお好きということでしたが、弊行で働くことになった場合は麻雀はどうしますか?

麻雀で仲間も増えたので続けると思います。

今後はどうされますか?

え?はい。どういうことでしょうか?(2回も同じこと聞くなよ。)

今、他に進んでいるところもあると思いますが、もしも弊行が決まったらどうされるつもりですか?

はい。御行が第1志望ですので、もしも内定がいただけるようでしたら、他は辞退するつもりです。

ではこちらへどうぞ。

 

さっきまで話していた部屋からわざわざ別の部屋に移動が始まりました。

 

(なんだろう?てかさっきの答え大丈夫だったかな?いきなり麻雀の話とかされるからびっくりしたわ。)

 

内心、ドキドキしていましたが、別部屋に到着しました。

 

壁には

 

タカさん、三菱東京UFJ銀行へようこそ。

 

の横断幕。

今まで面接をしてくれた人事の方も何人か部屋にいらっしゃいました。

 

『これからよろしくお願いします。』

 

と言われ、手を差し出され、握手をしました。

こうして僕は三菱東京UFJ銀行で働くことが決まりました。

 

ちなみにこの呼び出しがあった日はサークルの旅行が元々企画されていた日で、徹夜明けの状態で行ったのは今でも覚えています。笑

 

何はともあれ、こうして僕の社会人生活はスタートしました。